夢日記 第三夜
こんな夢を見た。
テレビの制作の仕事をしている。
今日のロケは、ちょっと落ち目のタレントを一般人がデートに誘うという内容で、タレントを口説くために二択や三択問題をクリアして最終ステージを目指すというなんだかベタな番組である。僕はどんなポジションなのかはわからないけど、久しぶりに見るタレントを指して「彼女結構老けたねぇ」なんて言いながらあれこれ作業をしている。
彼女の大ファンだと言う男は苦戦しつつもなんとか最終ステージまで辿り着いた。彼は彼女からの直筆の手紙を握りしめている。中身を読むように指示されると彼は封筒を開き、手紙を取り出した。
「ええと、夜景を見ながら待っています」
「夜景」
「ええ」と言って彼は夜空を仰いだ。ランドマークとなる高層ビルが建ち並んでいる。「どこの夜景ですかね」
「こんなにビルがあったらわかんないよね」と僕は言った。我々スタッフとしては二択くらいに絞ってそこに彼女がいればめでたし、いなければ残念ってことでどちらにしてもロケを終えてとっとと帰ろうと思っていたのだけれど、そうもいかなそうな空気が現場を包んだ。
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